低床型自律走行搬送ロボット


概略
- ⾛⾏ルートやエリアの変更にも柔軟に対応できる⾃律⾛⾏可能な低床型搬送ロボット(AMR)
- AGVに必要な磁気テープの敷設などの⼯事や搬送対象の改造など、⼤きな追加投資が不要
特長
- 低床と⾼出⼒の両⽴(ロボット⾼さ:132 mm、最⼤搬送重量:800 kg)
- 電子地図を基に⾼精度な⾃律⾛⾏(⾛⾏ルートやエリアの変更にも柔軟に対応)
- 独⾃アルゴリズムによる群制御(最⼤で100台を同時稼動)
- 運搬対象が位置ズレしても置き直しが不要な自動把持
- ロールボックスパレットやコールドロールボックスだけでなく、パレットも搬送可能
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低床と高出力の両立
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同時に複数台の制御が可能
単体での使用から最大100台までの群制御が可能です。
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パレット搬送も対応可能
パレット搬送対応モデルの導⼊でパレットをそのまま搬送できます。
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運搬対象が位置ズレしても置き直し不要
設定したエリア内であれば、運搬対象が傾いていても置き直しは不要です。
- ・運搬対象への自動進入&自動把持機能付き
- ・高精度な自律走行が可能(磁気テープ等が不要)
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自動充電機能
電池残量が少なくなると充電ステーション(別売りオプション)まで⾃動で戻り、充電を開始します。
適用例
倉庫の省⼈化
- 磁気テープやQRコード無しで指定した時間に、指示したルートで自動で荷物を運びます。
- 搬⼊が完了した荷物を倉庫内の指定の場所に移動する、といった⼈の⼿でする作業の代わりを⾏います。


工程間を無人でつなぐ
- パーツを次の工程へ渡すという決まったモノの移動を、ベルトコンベアなどの固定設備を導入せずに自動化でき、レイアウト変更にも柔軟に対応できます。
- 決まった時間の無人稼働も可能です。
- スタッフが不在の夜間や休憩時間にも自動でモノを運搬出来るので無駄なく作業スケジュールを進められます。


廃材回収ルートを無人でつなぐ
- 装置から排出される廃材の入ったボックスを回収して廃材置き場まで移動させ、空のボックスを装置まで運ぶ、といった⼀連の動作を繰り返し運⾏させることが可能です。
- 装置からの廃材排出完了の信号を受け、⾃動で運⾏を開始するので回収作業に⼈の⼿が取られません。


仕様
装置仕様
品番 | TAR-T01 | |
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主要仕様 | 装置寸法 | W 1,470 × D 500 × H 132 mm |
装置重量 | 約190 kg | |
走行方式 | 二輪速度差方式による前進・後進・旋回・カーブ | |
移動速度(max) | 前進:60 m/min、 後進:12 m/min | |
停⽌精度 | 50 mm以内(無負荷時) | |
可搬重量 | 最大 800 kg | |
誘導⽅式 | 電⼦地図に基づく⾃⼰位置推定誘導⽅式 | |
駆動時間 | 約5時間(リチウムイオン電池充電時間 : 約2時間) | |
主要機能 | 安全機能 | 非常停止スイッチ、バンパースイッチ、段差センサ、ブレーキ解除スイッチ |
障害物検知機能 | 前方 : レーザー式センサ障害物検知による減速・停止 |
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注意警告機能 | ウインカ機能付きランプ、スピーカ | |
その他 | 操作用フットスイッチ | |
環境条件 | 使用時 | 温度 : 0 ~ 40 ℃、 許容相対湿度30 ~ 80 %RH(結露なきこと) |
保管時 | 温度 : -20 ~ 60 ℃、 湿度 80 %RH 以下(結露なきこと) |
外形寸法図
※単位: mm
※画像はイメージです
パッケージ
トライアルパッケージ
1台から運用開始できるトライアルパッケージで、無人搬送ロボットを試験導入してみたいという方に最適です。
お気軽にご相談ください。

ご注意
- 本搬送ロボットを動作させるためには、「5GHz無線ネットワークの構築」「専⽤サーバーの設置」「群制御システムソフトウェア」の導⼊が必要です。
- 屋外では本搬送ロボットは使⽤できません。
- 搬送できるボックスのサイズには制限があります。
- 詳細は当社営業にお問い合わせください。